緊急事態は突然起こる。

今日は、重身の子どもを持つ親の会に参加。

そこで出てきた新たなる問題というか、現実。

この親の会には定期的に参加しているあるお母さん。

でも、今まで福祉サービスは利用したことがなく今も特にお母さんが対応できている状態なので、利用しないで来ている。

しかし、今日の報告はこのことすら考えなければならないような事態がこのお母さんに起きていた。

 

先日、お母さんが学校に迎えに来る途中で交通事故にあった。

普通なら、怪我がなくてよかったとかそんな程度の衝突事故で、お母さんは信号待ちしている時に起きた事故だった。

しかし、事態は急変。

警察が入ることで、お母さんは足止めをくってしまったため迎えに行くことができない。

健常の子であれば、事態を話先生と一緒に待っているということができるかもしれない。

しかし、このお母さんの子は重身の子で看護体制がなければ、危険過ぎる。

また、学校には看護師はいるけれどお母さんが今度は迎えに行くことができないので、どうしたらいいのか?そんなちょっとパニックになってしまった。

そう、それまで送迎サービスはおろか預かりも利用したことがないこの子にとって緊急事態という状況の中、だれにも頼ることができなかった。

緊急時の連絡先が決まっていないし、ケアマネもついていないのでどうしたら???そればかりが頭をよぎることになってしまった。

結果的に、偶然にも早く帰宅していたお父さんが迎えにいけたから事無きを得たが、それでも1時間ぐらい子どもは学校で待つことになった。

 

こんな時どうしたらいいのか?普段から、どんな「困った」時にどこに連絡をしたらいいのかわからないということが起きていた。

 

これは、自分たちも意外にも盲点だった。

普段、やはり知的障害の方たちがほとんどで身体的に問題がある方は預かれないために、いないからかもしれない。

事の重要さになかなか気づくことができない。

 

 

実際、あんしんコールセンターとして全国に展開しているものも、看護師が常駐しているわけではない。

そう、困ったときの対応は基本的にヘルパーが中心で、重身の子のように医療行為がある方の事は手薄になっているのが実情。

これは何とかしなければならない事態かもしれない。

 

意外に、困ったときだけ利用したい人って多いということが最近わかってきた。

これを曖昧に利用する人も多いが…。

緊急をちゃんと見極め対応することができるのであれば、あんしんコールセンターのような24時間対応の緊急窓口も必要なのだろう。

どうしていこう…。今後の課題が1つできた。

 

今後、真剣に考えていかないとこんな時のために定期的に使うなんていう、正直 無駄な支援がどんどん増えてしまう。