そうそうこれだよ!!

そんな感じの会議が午前中ありました。

 

今回は、とある小さい町の話です。

最近、その町に住んでいる方のケアマネジメントを担当している関係で、頻繁に訪問しているのですが、そこでグループホーム・ケアホームが最終じゃないよね~なんて、役場の担当者と話をしていたところ「それをみんなで話し合いましょうよ!!」となり、勢いをつけて本日「キックオフ会議」が開催されました。

 

町の中で生きていくことを中心に、何が必要なのかを話していく段階で理想だった、ケースから生まれる話し合いが実現しました。

 

ある方が町に唯一あるグループホームで暮らせなくなってしまっている事から、今回はそれを問題と思っているメンバーが集まり話し合いがスタート。

そこから、「グループホーム以外での生活が可能なのか?」議論開始。

 

 

2時間超の中で、あつい議論が生まれ、さらには本当に行けるのかどうか?とか、そんな話をしていきました。

自分は、その方に関わっていないのでどちらかというとスーパーバイズ的な位置での話でしたが、今のグループホームのスタッフが思っている以上の能力があることはわかりました。

それなら、グループホームにいる必要ないじゃんか。となり、でもどうやって生活していくか?自宅には事情があって帰れないらしい。

 

 

さらに疑問がでます。

なんで自宅に帰れないの?

 

そこから、長年施設で生活をさせてしまっていてわが子であってもお母さんは一緒にいても何もできないという気持ちが先行してしまっているんじゃないか?

さらには、お母さんも高齢で介護保険を使い始めている…なら無理はできないんじゃないか?

そこから、自宅の近所に住む場所を確保して、お母さんは食事と風呂ぐらいはできるらしいので、そこは自宅に通って行うようにしてみたら?

月1回ぐらい、今行っているショートは最初はグループホームの事情で始めたけど、近くに新幹線が走っていて本人が楽しみにしているので、続けてみたら?

でも、通うのは車の送迎じゃなくて、近い将来自分で電車に乗って通えそうだから練習にガイドをつけたらどうだろうか?

 

 

どんどん、地域で生活してく方法が生まれました。

 

そして、住むところも長野県独自の制度をつかって家賃補助ができそうだから、これでいけるぞ!!

そんな勢いのある会議でした。

 

 

この会議をやりながら思ったのは「あぁ、俺こんな会議をずっとやりたかったんだなぁ。」と思う瞬間が何度もあったことです。

非常に意味のある会議だったと思います。

 

そして、この方の生活を組み立てながら同時に地域の仕組みを作っていくというのもうれしかった。

これでうまくいけば、次に同じようにグループホームから出て生活することができる道ができます。

絶対、成功させたい。

 

さらには、この仕組みを支える人を町の中に事業所を作ってやっていけたらいいなぁ。

 

これは次の階段にしたいと思います。

 

とにかく、今日は楽しい会議だったです。